私は看護師として病院で働いています。今の部署はとても人間関係に恵まれていて、あ有難いと思っています。雑談ができないくらい忙しい職場で、群れている暇もありません。
しかし関連職種の人間関係を見ていて、つくづく女子の人間関係だなあと感じています。私が第三者だからこそ冷静にわかることもあります。
精神科医の水島広子先生の著書「女子の人間関係」に沿ってみていきたいと思います。
この本で「女」は全ての女性を指すのではなく、さまざまな女子にみられる一連の困った特徴を「女」としています。それを前提として本は構成されています。
この女子の特徴は
・自分より恵まれた女子をねたむ。
・表でいい顔をする。
・男性の前でか弱くて頼りない女を演出して一人だけ好かれようとする。
・群れたがる。
・自他の境界が甘く、感情的に敵と味方を決める。
・陰口やうわさ話などネガティブな話が好き。
・曖昧な話し方をしているのに、相手がわかってくれないと機嫌を損ねる。
・お母さん気質、お姉さん気質で相手のことを自分が一番わかっているような態度をとる。
なぜこのような「女」になってしまうのかについて、
・これらの特徴は他人から傷つけられて人に見られる特徴と共通している。つまり癒されていない女子が「女」になる。
・社会的背景として、昔から選ばれる性であることの弊害あるがある。現在は男女平等になってきたが、戦前は家長制度があり、父親や長男が優遇されてきた。また社会的地位のある男性と結婚するとセレブと扱われることが多かった。そのため、いかに自分が選ばれるか、特別に扱われるか重要だった。今でも人気のある男性と結婚した途端にバッシングされることがあるのはその一例である。一人選ばれたら、その他の人は傷つく。それがバッシングにつながる。
・その選ばれた人の正体を暴こうとするような陰口が多いのは、自分が傷ついていること見せないようにするためである。
・男性社会のなかで、控えめで、気が利く、おしとやかさを見せることを要求され、女のくせにと言われる立場に置かれてきたため、女性は男性より小さな傷がたくさんついている。そのために先に説明した「傷ついてきた人の特徴」と共通している特徴を持つことになる。
これを踏まえて上で、
・自分の女度を下げて、冷静に対処しましょう。
・相手にこのような態度が見られたら、「女度が高い人。」だと思って巻き込まれないようにしましょう。
・「女」から敵認定されないようにしましょう。
とあります。
この中で、敵認定されないようにするのがとても難しいと思います。
「女」の特徴を基本として仲間認定してもらおうと思ったら、
・陰口やうわさ話に付き合って、相手の話を理解してあげる。
・群れに参加する。
・お母さん気質やお姉さん気質をありがたく受ける。
などでしょうか?私は女子の人間関係は苦手なので書いているだけでぞっとします。
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関連職種の人たちの人間模様ですが
・あまり仕事のできないがやる気だけはあるAさんが陰口たたかれている。
・一人では行動できなくて、常に誰かに話しを聞いてほしい人とボス的な人の利害関係が一致して、Aさんを孤立する方向に操作している。
・操作するために、お母さん気質でお世話をしてあげている。群れに参加しなくても大丈夫な人もいるが、Aさんの仕事ぶりへの不満を吐き出したくで、群れとなっている。
・Aさんは仕事ができなくて、迷惑をかけているが、空気の読めない言動もあって、反感を買い、それが陰口を言われる方向に働いてしまっている。→敵認定されている。
この人達の人間関係を見ていて感じることは
・Aさんが仕事ができないのは事実なので、Aさん自身が仕事ができるように努力する必要はある。(たぶんその素質はない)
・Aさんの問題があるにしても、仕事上は感情を出さずに対応をするべき。(Aさん含め、全員)
・群れる自由はあるが仕事に支障がないように対処する必要がある。
・Aさんは省かれていることに気が付いている。→省く方はこっそりと省いて、表面上は穏便に対応する必要がある。
・敵認定する必要はない。
しかしこういう人間模様は、いろいろなところで見かけます。ママ友でもそうですね。
私がこの中に入ってうまくやっていけるか分かりません。ひとつ言えるのは、周りに迷惑をかけたらそれなりに謝罪するかなと思います。特にAさんは本当は群れたいはずなのでそこは必須です。
そこを押さえたとしても敵認定されないように、上手にうわさ話に入るのは苦手です。黙々と仕事して、輪を乱すと思われるかもしれません。
私の友人はこういう時はひたすらボスに合わせて、立ち回るそうですが、とてもストレスがかかるそうです。
以前にYouTubeでなでしこ版タイガーファンディングを見ていたら、とても納得できたので紹介します。
ある社長が男性っぽい性格の志願者に「自分は女性っぽい性格だから女の子の悩みが分かる。だから部下の面談して、共感するみたいなことをしていた。あなたは(志願者)多分共感するタイプじゃないし、女子のことがわからないと思う。そういう面では女子としてはかなり変わっていると思う。女子を使うにはその辺をどのようにしていくか考えた方がいい。○社長も男みたいだから共感みたいなことをしないよね?」のような話をしていました。ちなみに○社長は共感しないで済むような組織を作っているそうです。これを聞いて府に落ちました。「私は男だなあ。女子の群れるとか、ずっとうわさ話をしているとか、全く共感したいと思わないなあ。」と思いました。それどころか「不満ばっかりで、解決策は考えないんだよな。困っているから不満に感じているわけなのだから、もっと建設的に解決策を考えたらいいのにな。その上で不満を言えばいいのにな。」とさえ思います。
若いときは群れないことで敵認定されたこともあります。群れられない自分を責めて、もっとうまく立ち回れないのかなあとと思ったこともありました。
しかし、なでしこ版の社長の話を聞いて「私は男だから女子のことがわからないわけだし、うまく立ち回れないはずだなあ。」と思い気持ちが楽になりました。〇社長のように共感しなくてもいい、群れなくてもいい人間関係作りをすればいいのだと思いました。一つ外してはいけないのは「相手が敵認定してきても、私は相手を敵認定しない。」ことだけは行ってきましたし、これからもここだけは押さえておきたいと思います。
・相手がどんな態度で接してきても、私は仕事上で必要なことは冷静に淡々と対応していく。
・相手が「助かる。」と思うように、ちょっとだけサービス精神をもって対応する。
ことでしょうか。
それでも「気取っている。」とか何かしら言われても、私は男だから仕方ないと思うようにしたいと思います。
さらに雑談する暇がないくらい忙しいところで働いていこうと思います。これはお勧めです。女子の人間関係が苦手な人は忙しいところで仕事をしてみてください。