美容動画の罠 化粧品を正しく使うことがきれいへの道


誰でも、赤ちゃんのようにきれいな肌でいたいと思うものですが、加齢とともにさまざまなエイジングサインが出てきます。YouTubeでも美容動画はとても人気です。しかし、動画の内容やコメントでもやもやすることがありましたのでシェアしたいと思います。

薬機法で「化粧品とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。ただし、これらの使用目的のほかに、第一項第二号又は第三号に規定する用途に使用されることも併せて目的とされている物及び医薬部外品を除く。」とあります。e-GOV化粧品の定義のポイントは

・治療効果を期待するものではない。

・事実であれば標ぼうできる効能効果が決められている。

(例:日焼けを防ぐ。日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ。乾燥による小じわを目立たなくする。等)

つまり、化粧品によってシミを薄くしたり、消すことを標ぼうすることはできません。

これらを踏まえて私がもやもやした動画は

あるユーチューバさんが、シミケアのために、化粧品メーカーの挙げている用法容量を守らずに、むちゃな使い方をしました。(間違った使い方をしたと話してはいましたが。)その結果皮むけが起こりました。それが「シミが薄くなる効果があると思ってうれしかった。」と思われる内容を話していました。

それに対し、コメントで皮むけができたことを心配した内容もあったのですが、どちらかと言えば「しみが薄くなって良かった。私も使いたい。」との声が多かったです。

なぜもやもやしたのかですが

・個人的にこっそり誤った使い方をしてもいいが、大勢の人が視聴する状態で、堂々と話していた。

・どんな人が見ているのかわからない中で、視聴者が同様に誤った使い方をしかねない。

・もし副反応がでても自己責任かもしれないが、安易な印象を受けた。

・薬機法に抵触する可能性も考えられるグレーゾーンと思われる内容。

・皮むけ程度で済んでいるので良かったが、動画の中で医師に相談するなどの注意は促すべきではなかったのか。

と感じました。一番もやもやしたのは、誤った使い方をしたことを笑いながら「シミに効果があってうれしい。」と話していた点です。

視聴者も「化粧品に即効性を求めている。」と思われる内容で誤った認識があると思いました。

もし即効性を期待するのなら、皮膚科医の診察の元で医療専売品を使う必要があります。また医療専売品を外国から個人輸入をして、使用して大変なことになっているケースもあると聞いたことがあります。

何もなければそれまでですが、大きな問題が起こってからでは取返しがつきません。

せっかくきれいになろうと思って使用したにも関わらず、逆に悲しい問題にならないように、正しい使い方をしていただきたいと思います。

またほかの人に効果があっても自分には合わないこともあります。私自身、自分の肌が強いと思っていました。化粧品でトラブルなど起きたことはなかったのですが、一回だけ美容液でトラブルが起きて病院に行ったことがあります。

あくまでも口コミは口コミです。結局自分の肌と対話して、一番いい方法を探っていくのが、きれいでいる秘訣だと思います。

私は美容液トラブルの後、いろいろな化粧品を使っていくうちにコスメにはまってしまいました。あの一回のトラブルは何だったのか?あの美容液だけが合わなかったようで、他は何を使っても大丈夫です。美容液トラブル以前より、今のほうが断然きれいな肌になっています。きちんとお手入れすれば肌は反応してくれるのでそれが楽しくなってしまいました。

これからはコスメ情報もお届けしたいと思っています。その第一段階として、私がもやもやした出来事をシェアしました。