朝の子どもの起こし方

朝、いくら子どもを起こしても起きてこない。学校に遅刻するのではないかと気が気ではない。小さな頃はあんなに可愛かったのに、思春期ともなれば、1人で大きくなったかのように生意気でイライラする。

昔の自分を振り返ってみると、自分なりに「まだ、あと5分は眠れる。あと1分。」と考えて寝ているわけで親に起こされる時「あーもう、分かってるわ。ほっといて。」なんて可愛くない子どもでした。

これは看護学部時代の先生直伝の子どもの起こし方です。男女問わず、効果があります。しかし多分男の子の方が効果的だと思います。

その方法は声をかけても、起きないと思ったら、子どもの寝ている所に行って「こうやって、寝ている姿見るとなんてかわいいの?昔と変わらないわね。今が抱きつくチャーンス!」と布団をめくります。そして抱きつこうとすると、びっくりして「やめろー気持ち悪い。頭おかしくなったのか?」と飛び起きるそうです。そしてその後は、結構機嫌よく、朝の身支度をするそうです。

このやり方の良さは、朝起きないという好ましくない自分も含めた「ありのままの自分」を、親が認めてくれていると実感できる。また実際には未遂であっても、抱きつこうとした行為が、ある意味、親子のスキンシップに繋がり、心に安定をもたらすのだろうと思います。

実際、わが娘にこの手法を用いることがあります。女子なので「抱きつくぞー。」という脅しをかけても「どうぞ。好きにすれば、やれるもんならやってみな!」とばかりにびくともしません。そのため実際に布団をめくり、抱きつきます。すると「やめろー。」と力強い抵抗をします。時には腕や足に内出血などの傷が残ったりします。確かにその後は機嫌よく、出掛けていきます。 このアザですが、目立つ所に出来たりします。それで「どうしたの?」と聞かれます。それで「いやあ、うちの怪獣を朝起こす時に、ちょっと反撃されちゃって。でも抱きつけてラッキー。」と答えます。それで大体察してくれます。

親に愛されていると実感できる関わりはやっぱり大切だと思います。